7月 092011
 

第42回 栃木県癌治療懇話会 宇都宮ポートホテル

第一外科の加藤教授が当番世話人で開催。

外科中心だが、婦人科はたった一人の参加だったので、各種ガイドラインと実地臨床ということで子宮頸がんのNACについて先日少しまとめたものにガイダンス的にまとめて演題を出した。

ミニレクチャーで県立がんセンター副病院長加納康彦先生「がん診療ガイドラインの考え方」という御講演。
金科玉条のごときEBM重視でガイドラインを作成するのではなく、日本ももはや貧乏国家なのでVBM(value-based medicine で行くべきではなかろうかとお話。
英国のNICEのガイドラインを引き合いに、日本円にして治療費が、260万以下ならば採用されるが、390万以上かかる場合はまず治療として認めない(不正確です)とのこと。

分子標的薬をはじめとした、化学療法の治療費の高騰は国家が保険診療で支払うべきものなのか、たかだか数か月PFSを伸ばすことは個人としてはともかく、公的にはどうもなぁというのが感想。

 Posted by at 4:23 PM