うちの子の大学の保護者会に出席。
食関連の専門学校が大学になったという感じで、学部は2つ。
多少成績が悪くなかった子弟は、国家試験のある学部へ入る。目標が決まているといえば決まっているので、
50以上の講座で単位を取らなければならならず、とにかく勉強しなければ
受験もできないため何も考える必要はないが、
そもそも狭い領域なので、やはりこんなはずじゃと思う学生も結構いるらしい。
うちの子が入った学部は食関連というだけで、とりあえずの縛りは何もない。
大学全入時代とはよく言ったもので何と入れてはくれる。
ある程度できる子であれば、いろいろな方向を考えることができるので自由度は高いが、
何せそもそもの学力、質が問題となるので何とか卒業して、
どこかの正社員で就職して自活してくれればみたいな感じはある。
食関連のいろんな資格があるのだが、
最近のこのレベルの学生は、資格を取ると責任が増える分
学費込みの資格も取りたがらないらしい。
また、この学年は遅刻、欠席が多いとも言っていたなぁ。
遅刻してきて教室の前まで来て、入りにくくて出席しないなんてこともあるそう。
どこまで信じていいのかわからないが、
食関連は景気には左右されないそうだ。
就職9割以上、うち8割は正社員みたいなことは言っていたが、
うちの子はそれには入れないんじゃないかと。
奨学金も2/3以上借りてはいるそうだ。
返済が、50歳くらいまではかかるみたいだが、
最近は60歳くらいまでの返済にするようなものもあるらしい。
そこまでして大学に入るのがいいのかどうかはわからない。
ある程度資格を目指す学部はそれが条件なら大学に行くしかない。
学問それ自体を志すのも大学しかないだろう。
能力があるのに家庭の事情でいけないのは不公平だ。
リベラルアーツ系の学部はそもそも階級社会における教養でしかないが、
高卒、大卒で基本給から生涯賃金まで差がある。
企業も規模によっていろんな事情はあるが、どうせ法律でも作るなら、
社会人になってからも大学へ行って学習できる機会を法制化してほしい。