「そを三者という」 というのはどういう意味であろうか。 ふと思い出したため少しネット上で調べてみた。 こういうことを初めて聞いたのは,学生時代の医学史の講義だったと記憶している。 江戸時代以前は,医者というのは生産を目的としない下賎の職業であり, 士農工商を外れたアウトカーストだったと。 ネット上では士農工商の工あたりだとか,僧侶や公家と同じく士より少し格下ぐらいという意見もあった。 また近年は予備校の先生あたりがずいぶんと肯定的にとらえた意見として五者なる考え方もあるようだが。 本来医業はそもそもかなりシャーマンで呪術的なものであり,その意味ではカーストを外れたものであろう。 江戸時代でも,免許制度はなく,今日から医者だと言えば医者になれたようである。 しかしながらそこには職能集団としてのギルドがあり,医業自体も何何派といった流儀があったようだ。 また身分に置いても,江戸時代以降はそれぞれの階級において特権的にふるまう様になり, 士族階級においては,御典医集団などは準士族,町人階級においては町医者などの準町人, カースト外ではかなりシャーマンな存在だったと思われるが, 結局純粋にどの階級に属していたわけでもなく, 属している階級によって医者といっても同じ職業といえるかどうかすらも疑問である。 江戸末期に西洋医学が入ってきてから,すでにヨーロッパでは職能集団としてある程度の社会的地位があったっために,日本でも次第に社会的地位が上がってきたようだ。 太平洋戦争前後を挟んで過去最高のステータスとなったが,戦後の国民皆保険に縛られ, 自由業というポジションを手放し,赤ひげ医者も消滅した。 現代では公共性の強い職業として,国家管理がますます厳しくなる方向にあり, サラリーマン化し,モチベーションを保つのが難しい職種となった。 とはいえまだ仕事もあり,恵まれているようにも思えるが,医師増産時代も,もうそこまで来ている。 まあ,どんな時代においても,人が相手の人気商売としてとらえれば,三者であることには違いないが, 他の二者と比べて腕が悪ければ,人が死ぬと考えると,三者っていうのはちょっと違うかも。 今思えば,医学史の恩師が言いたかったのは,謙虚であれということに本質があるのかも。
葉酸代謝拮抗剤。主に悪性胸膜中皮腫,非小細胞性肺がんに対する治療薬。イーラーリリー開発・製造・販売、商品名はアリムタ® (Alimta®)。MTAと略。開発コード名はLY231514。ペメトレキセドナトリウム水和物は白色~微黄色または黄緑色の凍結乾燥された結晶性の粉末であり、化学式は C20H19N5Na2O6・7H2O、分子量は597.49 g/molである。これを溶解して点滴静注で使用する。日本においては、2007年1月4日悪性胸膜中皮腫治療薬として製造販売承認。同年薬価基準収載し、アリムタ®注射用 500mg 1バイアルで240,649円。
週一回,近所の病院に午前中だけ外来をやりにいっている。
以前ここは分娩でならした病院だったが,数年前に分娩取り扱いも止め,
現在はそこのドックのためにのみ2回/週,外来を開けている。
6月からこの病院のある市のがん検診が始まったため,
本日も5人ぐらいやってきたはいいが,
報告伝票がいきなりベセスダに変っていた。
実は今年から婦人科癌の細胞診にベセスダが導入されるとは聞いていたが,
いきなり報告書がこれかよってあわてた。
実はこの病院では婦人科の常勤がいなくなったのだが,
細胞診伝票はまだベセスダ対応にはなっていない。
しかしながら,最終判定は自分がやっているわけで,
さっそく細胞診検査の担当者と急きょ協議,
コメントでベセスダの判定を入れてもらうことにした。
いくつか問題点があるのでなんとかしなければならない。
まずは伝票の問題。
以前は地域の基幹病院だったので独自の伝票を使用していること。
これをベセスダに対応させることは病理医と要相談。
標本の適否の問題。
通常通りやっても10%程度は不適と判定された場合再検査はどうする?
再検査の費用は,医療機関?それとも市?とりあえず確認してもらう。
HPV検査をどうするか。
ASC-USの場合HPV検査をやるか,6M以内の細胞診。
保険適応もないし,まだ導入もしていない。
とりあえず自費設定をいくらにするか,病院に決めてもらい外注に出すことで。
一応保険外で¥5000-6000かかるので,説明して希望者のみにすることに。
以上はとりあえず。
根本的には液状検体の問題。
実はこれには,標本作製などにかかわる数百万単位の器械がいる。
これは病院の体力と病理の先生が大きくかかわるので検討課題。
コスト問題も考えて,細胞診採取は綿棒を使用していたのだが,
標本不適が多くなる気もするのでブラシに戻すか。
現実的に,従来の日母方式で充分問題はなかったのだが,
学会のお偉方と,お役所仕事でいきなり導入され
施設の対応状況もまちまち。
しばらくは混乱しそうである...
本日は午後から地方会の総会。
われわれの業界は全国組織が2つ。この辺の事情はいわゆる大人の事情?
今となってはかなりめんどくさい。会費も高いのでなんとかならないかなぁ。
一応今年から何とか委員ということで出ないとまずいと思って遅れないように。
まあ研修会もあるのでそれなりにまったくの役に立たないという会合ではないのだが。
やっぱり中堅、若手は少ないのもあるが、来ない。
研修会は、周産期関係のI先生。
1991年にM県に行って、周産期のシステムをオーガナイズしたそうだが、
明確なストラテジーが当初からあったようにお話があったが
それが事実ならやはりすごい。
周産期分野、臨床研究分野で明確なストラテジーを描いて
臨床、教育、研究分野でしっかりとしたビジョンをもとにした成果。
もうこんな年寄りより、若い人に聞いてもらいたかった話。
腫瘍のF先生も明確なビジョンがあるオーガナイザーだと思ったが、
I先生も負けず劣らずというところでしょうか。
人をオーガナイズしてモチベーションを上げるということがいかに難しいか。
やっぱり何かは犠牲にしているんだろうか…
それとも何でも持っているんだろうか…..
大宮ソニクシティでGOTIC(Gynecologic Oncology Trial and Investigation Consortium of North Kanto)が一般社団法人としてのスタートをきった。
ここ10年で癌治療はEBMを重視した臨床試験の方向へ大きく舵をきった。
関東では,これまでも大学ベースの臨床試験グループは存在したものの
本格的な地域グループは存在しなかった。
一つには利害が絡まない強力なオーガナイザーがいなかったせいもあるが,
なんとか人を得てスタートできた様である。
今後はプロトコールの段階で様々な思惑が表に出るだろうが,
多少押さえてもらって,いい試験が組めればと思う。
結局,最終的に患者さんのためになればいいのだが….
以下 CDCガイドライン。
http://www.cdc.gov/flu/professionals/infectioncontrol/pdf/peri-post-settings.pdf
1957年以前は何らかの免疫があるとの可能性が言われています。
スペイン風邪HINI,アジア風邪H2N2で主流のウイルスが変わったということで。
自身,ちょうど57年生まれ,微妙。
神戸の第一号の全遺伝子配列が解明されたとのことで
アメリカのものとはすでに16か所の変異があるとのこと。
いつ強毒型に変わってもおかしくない?
またやっとPCRプライマーが全国へ配布されたとのこと。
関東の戦いはこれからです。
誕生日一か月前になったので免許の更新へ。
前回は一時停止違反で青免許だったが,今回は金免許復活。
おかげで1時間足らずで更新終了。
今回は転居したので住所を変更。
今年からICチップが入ったとのことで,本籍の記載がなくなった。
ICチップ入りのカードってものにお初にお目にかかったが,
今のは表面上はわからないんだぁ…
本籍の入った免許の控えを取るには,そのための器械に暗証番号を打ち込む。
どっちにしろ本籍はとうに変ってるのだが,
出生地の住所を記憶しておくのに,免許の本籍は変更していない。
本籍入りの免許コピーは何に使うんだろ?
また,普通車が中型車って区分に変わっていた。
そろそろ老眼きつくなってきたので視力検査がちょっと不安だったが
らくらく?パス。でも左目の視力が少し落ちてる感じ
5年後の更新はどうだろう。
市の医会の教育及び特別講演
とくに目新しいところはなかったが,再確認に
妊娠中の卵巣嚢腫チョコレートの脱落膜様変化
ドップラーのスペアリングエフェクトなど
今回の初期研修の先生,沖縄のS先生,J大K先生など
最後までいてくれてた
それにしてもうちの中堅どころは来ない
仕事だと考えればつまらないYO w