9月 272014
 

先日参加した癌治療学会で,癌治が今年度から立ち上げるがん医療ネットワークナビゲーター制度が気になったので
なんとなくネットサーフィンしてしまった。

がん医療ネットワークナビゲーター制度
対象は医師以外で原則診療にはノータッチ。地域連携,就労,臨床試験などの情報提供。
とりあえず向う3年間モデル事業として公的資金も入っている。
将来的には2万人程度の認定をするつもりらしい。

がん情報ナビゲーター
NPO法人CNJの認定する一般人向けの認定制度。癌への正しい情報アクセスに特化?
ほかに乳がん向けに特化した講座や,ピアサポート的な講座もある。

各種団体によるピアサポート
それこそバラバラに各種団体(自治体など公的機関も)がやっている。

ちょっと栃木県を検索してみたが,栃木県内はこういうがんサポートは皆無に近かった。
「がん患者支援ネットワーク」という宇都宮の整体師の方が始めた団体がヒットしたが,
組織的にはまだどうなっていくのか不透明だが,がんばれというところ。

6月 292014
 

ハーセプチン2008年10月31日

2012年末にスレイモン来日公演、「映画『希望のちから』で考える臨床試験のこと」で

いろいろ見てて購入。やっと本日読了。

もちろん、一気に読めば2日くらいで読める本ですが、たらたら読んでました。

映画は見ちゃったのでなんとなく読んだ気でいた。

 

 

新しい薬が世に出るためにどれだけの人や、組織、資金が必要か。

新薬の承認申請や、臨床試験の在り方、その他もろもろ

癌にかかわる人は必読かと思います。

 

 

 Posted by at 4:08 PM
1月 202012
 

手術中、そこじゃないよ、からめ手からやるんだ。といったが通じてなかった。
本丸とかからめ手とか通じてほしいんだけど….

戦術用語はopeではよく使うが、いかんせん通じない。

 Posted by at 9:57 PM
7月 202009
 

「そを三者という」 というのはどういう意味であろうか。 ふと思い出したため少しネット上で調べてみた。 こういうことを初めて聞いたのは,学生時代の医学史の講義だったと記憶している。 江戸時代以前は,医者というのは生産を目的としない下賎の職業であり, 士農工商を外れたアウトカーストだったと。 ネット上では士農工商の工あたりだとか,僧侶や公家と同じく士より少し格下ぐらいという意見もあった。 また近年は予備校の先生あたりがずいぶんと肯定的にとらえた意見として五者なる考え方もあるようだが。 本来医業はそもそもかなりシャーマンで呪術的なものであり,その意味ではカーストを外れたものであろう。 江戸時代でも,免許制度はなく,今日から医者だと言えば医者になれたようである。 しかしながらそこには職能集団としてのギルドがあり,医業自体も何何派といった流儀があったようだ。 また身分に置いても,江戸時代以降はそれぞれの階級において特権的にふるまう様になり, 士族階級においては,御典医集団などは準士族,町人階級においては町医者などの準町人, カースト外ではかなりシャーマンな存在だったと思われるが, 結局純粋にどの階級に属していたわけでもなく, 属している階級によって医者といっても同じ職業といえるかどうかすらも疑問である。 江戸末期に西洋医学が入ってきてから,すでにヨーロッパでは職能集団としてある程度の社会的地位があったっために,日本でも次第に社会的地位が上がってきたようだ。 太平洋戦争前後を挟んで過去最高のステータスとなったが,戦後の国民皆保険に縛られ, 自由業というポジションを手放し,赤ひげ医者も消滅した。 現代では公共性の強い職業として,国家管理がますます厳しくなる方向にあり, サラリーマン化し,モチベーションを保つのが難しい職種となった。 とはいえまだ仕事もあり,恵まれているようにも思えるが,医師増産時代も,もうそこまで来ている。 まあ,どんな時代においても,人が相手の人気商売としてとらえれば,三者であることには違いないが, 他の二者と比べて腕が悪ければ,人が死ぬと考えると,三者っていうのはちょっと違うかも。 今思えば,医学史の恩師が言いたかったのは,謙虚であれということに本質があるのかも。