3月 282018
 

本日は医局長不在につきドイツとの交換留学生の面倒を見た。
午前中の外来見学後、今回の留学の certification formの記入を頼まれた。
今回の病院見学は本日が最後で、病院の公印とサインが欲しいといわれる。
あまり細かいことを聞いてなかったので困った。
ミュンスター大学の証明書をネットでダウンロードして公印をもらうわけだが、
外来、医局のプリンターがうまく使えず、図書館へ。
来学以来、図書館も使ったことがないのか、入館の登録もされておらず、
証明の公印も教務課では学長のサインをもらうことになるため時間がかかるといわれ、
病院の庶務課へ。
病院長の公印をもらって、指導医としてサインをしてやっと終わった。

国際化といいつつ、こういう留学生の受け入れ態勢は適当。
せめてどういう証明にするのか統一してほしい。
病院としての certification form を用意しておくなり、
また、英語対応の公印もできれば作っておくのがいんじゃないのかなぁ。と思った。

3月 252018
 

数年前から毎年この時期に生命倫理講習会が行われている。
研究倫理に関しては例のディオパン事件や小保方事件の影響で年々ルールが厳しくなってきている。
本年は臨床研究法が施行されるとあって今後どういう風な風向きになるか興味深い。

うちの大学は比較的この手の整備はすべて後追い状況。
倫理委員会も大学倫理審査委員会で一昨年まですべての倫理審査をやっていたが、
昨年からやっと治験管理室からわかれた臨床研究審査委員会が臨床研究の審査をやることになった。
これまで適当だった、いわゆる医師主導治験の管理体制がやっと明確になった。

臨床研究法では新薬治験とは別の企業が絡む臨床試験を特定臨床研究という枠でくくり、
さらにその審査は認定臨床研究審査委員会を通す義務が生じた。
この認定臨床研究審査委員会が、以前から厚生省が認定していた全国30施設ほどの
認定臨床研究施設と同じなのかはわからないが、全国50機関ほどを認定するらしいがよくわからない。
この審査にひっかっかる臨床研究は、2件/月/施設程度と試算しているということだが、
自機関以外の臨床研究も受け付けなければならず、それ相応の準備と維持コストがかかるため、
この辺もうちの大学などはまったく手を上げる気はない。
しばらくは企業側も様子見になるだろうとは言っていた。

臨床研究をやる場合、企業が絡めば臨床研究法だが、
企業が絡まない一般的な症例報告などを除いて、すべて倫理審査委員会を通しておくのが無難。
また、こういった臨床研究をやる場合、大学教員をはじめ大学院生やコメディカルを含め
年一回の生命倫理委員会の受講と、これもまたよくわからないが
CITI Japan なんていう倫理講習のweb認定する団体の認証を受けておく必要がある。
この認証団体にしても団体が認証するe-Lernningが昨年10月から
APRIN(一般財団法人校正研究推進協会)というところに丸投げされている。

ちょっと落ち着くまでは複雑怪奇な状態である。

10月 072017
 

うちの子の大学の保護者会に出席。

食関連の専門学校が大学になったという感じで、学部は2つ。

多少成績が悪くなかった子弟は、国家試験のある学部へ入る。目標が決まているといえば決まっているので、
50以上の講座で単位を取らなければならならず、とにかく勉強しなければ
受験もできないため何も考える必要はないが、
そもそも狭い領域なので、やはりこんなはずじゃと思う学生も結構いるらしい。

うちの子が入った学部は食関連というだけで、とりあえずの縛りは何もない。
大学全入時代とはよく言ったもので何と入れてはくれる。
ある程度できる子であれば、いろいろな方向を考えることができるので自由度は高いが、
何せそもそもの学力、質が問題となるので何とか卒業して、
どこかの正社員で就職して自活してくれればみたいな感じはある。

食関連のいろんな資格があるのだが、
最近のこのレベルの学生は、資格を取ると責任が増える分
学費込みの資格も取りたがらないらしい。
また、この学年は遅刻、欠席が多いとも言っていたなぁ。
遅刻してきて教室の前まで来て、入りにくくて出席しないなんてこともあるそう。

どこまで信じていいのかわからないが、
食関連は景気には左右されないそうだ。
就職9割以上、うち8割は正社員みたいなことは言っていたが、
うちの子はそれには入れないんじゃないかと。

奨学金も2/3以上借りてはいるそうだ。
返済が、50歳くらいまではかかるみたいだが、
最近は60歳くらいまでの返済にするようなものもあるらしい。
そこまでして大学に入るのがいいのかどうかはわからない。

ある程度資格を目指す学部はそれが条件なら大学に行くしかない。
学問それ自体を志すのも大学しかないだろう。
能力があるのに家庭の事情でいけないのは不公平だ。

リベラルアーツ系の学部はそもそも階級社会における教養でしかないが、
高卒、大卒で基本給から生涯賃金まで差がある。

企業も規模によっていろんな事情はあるが、どうせ法律でも作るなら、
社会人になってからも大学へ行って学習できる機会を法制化してほしい。

 

 

6月 112017
 

6/10 高速で62歳医師が反対車線に飛び出して観光バス直撃。

他人事ではない話。
昨年まで小一時間高速を運転して埼玉まで外勤。
もう年には勝てない。
運動能力にさほどの衰えは感じないが、
目がダメ。
時間や気象条件では、見えてないなぁと思うが、
結構飛ばして運転するので危険だと思う。

今年度、何とか外勤先の変更をしてもらって
ほっとしていた。
自分でも起こしそうな事故だと思う。

 Posted by at 2:25 PM
11月 302015
 

獨協医学会講習 日本専門医機構 理事長 池田康夫 先生の講演

2017年既に開始、2020年新専門医制度開始まで、
まだいろいろ煮詰めながらやっていくらしい。見切り発車。

自分の年齢に置き換えると2020年にはすでに63歳になっている。
平成27年8月1日付で産婦人科指導医にはなっているが
専攻医の定員は研修プログラムに規定された症例数とのどちらか少ないほうで決まる。
まあ、地方産婦人科は志望者が少ないので、
場合によっては志望者が増える可能性はなくもないが
うちの医局では連携先も今のところK病院一か所しかないので何とも。
K病院のN先生も指導医の申請はしたんだろうか。
それともどこかと連携するプログラムを作成したのだろうか。
医局の事情に疎いのでよくわからない。

基本領域に総合診療専門医が加わり
基本領域と、サブスペシャリティ領域の2階建てになるので内科は大変らしい。
臨床研修2年、内科研修3年で内科専門医が必須。
そこからさらに最低3年ほどのサブスペシャリティの研修が必要。
計8年だが、内科研修の1年分は割り引いてくれるので最短7年はかかる。

地方の中核病院を抱える都会の大学はしばらくは継続が許されるが、
将来の地域中核病院基幹研修プログラムへの移行が望ましいとのことで
都内などの研修を制限しひきはがすことと、
基本領域研修では地域医療研修が必須となり、地域の医療圏構築が必要。
しばらくは激変しないようにソフトランディングを目指すらしいが、
研修プログラムに専攻医(0)人がないように協議ってどういうこと?
そもそも症例数はあれども志望者が少ない専攻科には配分してくれるってこと?
まあ、来年秋ぐらいからの動きに注目。

結局は症例数で専門医を制限し、医師の再配分を行う気らしいが
基幹領域専門医になるインセンティブは今のところ、標榜できるということと
サブスペシャリティに進むためには仕方がないといったところ。
今の保険事情では専門医加算みたいな金銭的インセンティブがないことが一番問題。

年寄りにはあまり関係ないが、もう一回基幹領域の指導医くらいは更新ができるかな。

 

 Posted by at 5:05 PM
11月 212014
 

特別講演 小山嵩夫 先生,

簡易更年期スコアで有名だが,

現在はクリニック診療で,未病の段階でantiaging治療を行われているそうな。
個人に合ったサプリメントを自費処方。

結論としては微妙なところで頑張ってるなー。

10月 162014
 

本日は東北大学の賀来満男先生の講演があった。

最新のエボラ情報も含め,SARS,H7N9,MERSなどの話,
耐性菌によるサイレントパンデミック。
また感染症危機管理としての意識改革,トータルマネージメント,ネットワークの構築
といった話まで。

結構面白かった。

10月 152014
 

本日,図書館主催のRefWorks講習会に参加。
結構知らないで使っていた。以外に便利。

検索するとRefWorksとEndNote,Mendeleyの3種類が引っ掛かった。
EndNoteはWeb of Sience との連携と有料ソフト版の購入ではかなり使えるが,
通常のEndNote Webのみなら使い勝手はRefWorksとあまり変わらなそう。

Mendeleyは使ったことはないのでよくわからない。

大学にいるなら,RefWorksで十分に思えた。