仕事上入会。
http://www.iatm.jp/
平成21年度から医会の広報委員ということで、医報の編集会議に初めて出席しました。
出席するととうちの周産期部門の教授がいらしており、医報が医会の学術と広報の合同で作成されている様でした。
事前に医会報の初版?が配布されており、ざっと目を通していたんですが
論文は学術、体裁は広報の分担かと思いきや、ほぼ合同でやってました。
印刷所は@ATUIでしたが、もうすでに初稿風であがっており、編集会議をやるなら本来は初稿前だろうなぁというのが感想です。
今回から変わったことは試験的に査読をいれ、学会誌としての体裁を強くしたということです。
たとえば、専門医試験の業績には査読のある雑誌という断りがあるものも多く、
医会報を有益なものにするというのが目的だそうです。
まあ、学術の@hibahara先生は学際の人ですからなるほどなぁと思いました。
今後は査読を入れていくそうです。
論文は原則は一月と九月の地方会に発表したものを提出するのですが、
今回うちの発表したものは一遍もなくお恥ずかしい限りです。
決定事項としては、その年に発表したものの締め切りが11月末ということが決まりました。
本年一月にあった地方会の発表論文も3月中に提出されたものが3篇あり、
きちんと指導がなされているなぁというのが感想です。
もうひとつ学会の著作権に関するアンケートがあったそうで(以下URLの団体)http://www.cric.or.jp/db/dbfront.html#02
学術一任ということになりました。
商業紙は結構著作権がはっきりしているのですが、地方会誌を含めた学会誌などははどうするか明確な規定はなく、
こういうブログなどに勝手に掲載していいものかどうかということもいまだにあいまいになっています。
まあ何かと世知辛いですが、これも時代の要請といったところでしょうか。
まあ、こういう会議も初めてのときはいろいろえるところもありますねぇ。
婦人科ガイドラインのコンセンサスミーティングに出席した。
それぞれの分野でのそれぞれの立場による発言があり、一家言ある方が出席するので多少荒れたものになる。
一般診療のガイドラインということで標準的なものを取り入れる必要があるのだが、これがなかなか難しい。
あまり専門的に、あくまでもこれくらいはということがわかっていても、
一般診療でのレベルとしては不可能だということも存在する。
大多数が認める落としどころを見極めるのがこの会議の趣旨である。
しかしながら、そもそものクエスチョンの設定がやや不十分なものだったりすれば、集中砲火を浴びる。
ガイドライン作成者に求められるものは、まず与えられたクエスチョンの吟味がなされなければいけないんだなぁというのが正直な感想である。
HOMA-R=[空腹時インスリン値(μU/ml)×空腹時血糖(mg/dl)]÷405
1.6以下は正常 2.5以上:インスリン抵抗
HOMA-β=〔空腹時インスリン値(μU/ml)×360〕÷〔空腹時血糖(mg/dl)-63〕
50%:正常 30%以下:インスリン分泌低下
1984年?Dr. Harald zur Hausen氏,ヒトパピローマ・ウイルス(HPV)と子宮頚癌。
2008年 ノーベル医学生理学賞。
ワクチン開発業者の後押しがあったそう?
第19回 骨盤外科機能温存研究会 に幹事,世話人代理としていった。
本年は青森の病院の外科医局の主幹で浅虫温泉まで。
青森は遠い。早くて3.5時間,遅くて5時間もかかります。
新幹線はやてが八戸まで行くのであるが,
大宮から先は,仙台まで止まらないので必ず仙台乗換えが入る。
結局幹事会に間に合わないので前日午後から
おかげで若干のんびりできたが,婦人科の演題はTVMの一題のみ。
まあ,B大の教授に誘っていただいて,演題を出していたS医大の先生と3人で
土曜日は0時ぐらいまで飲んで歓談できたのがせめてもの救い
これがなければ何のために青森まで行ったんだか分らない。
こういう骨盤底疾患の学会は,もう一つ女性骨盤底にしぼったものもあるが,
うちは,最近は癌の手術だけで手いっぱいな状況。
海外ではurogynecologyに教科書的には,1章まるまる割いてたりするんだが...
手術としては面白いところなんだけど。
別にポピュラーというわけではない。pelvic organ prolapse の略である。
半日,学生の講義準備,試験問題づくりに費やしてしまった。
性器の位置異常ということでこの分野へくるわけであるが,
結構欧米と本邦の差がある。
講義するからには,しょうことなしにまた少し調べてみると,
本邦では欧米に比べintercourseが高齢者ではほとんどなくなることが,
VTH+plasty手術(膣が狭くなる)が標準である理由とされていた。
どうなんでしょう?
教科書的にも欧米のtextではurogynecologyがほぼ一章分まるまる費やされている。
手術としては面白い分野なのですが,産婦人科のみならず医療崩壊の昨今,
やっぱりどうにもならないんでしょうねぇ。
問題はどこまで教えたらいいのってことなんだが…